2004.07.13
エプソンPM-980Cを襲った安全装置の謎....
その原因は、大量の全面フチなし印刷でした


職場で使っているエプソンPM-980Cが、突然ブッ壊れてしまいました。
前日まではしっかり動いていたのですが、その日の朝、スイッチを入れても全然反応がありません。
給紙ランプとインクランプが点滅するだけで、ウンともスンとも言わないんですよ。

職場にとってPM-980Cは、まさに物言わぬ働き者の社員です。
黙々とDMやら印刷物を刷り続けてくれる、ありがたい存在です。
その日もせっせとDMを印刷してくれるはずでした。
ところが無反応。
随分酷使しましたから、天寿を全うしたのか、それともなんらかのトラブルに遭遇したのか、どちらにせよ困ってしまいましたよ。

たまたまプリンタに詳しい知り合いが仕事で職場を訪れていましたので、原因について訊いてみました。
すると、

「これは故障というよりも、安全装置が働いているんですね。
プリンタヘッドが全然動かないのは、そのせいです。
サポートに電話して、相談した方がいいですよ」

と、アドバイスをしてくれました。
なるほど、故障以前の問題だったんですねぇ〜。でも、どうして安全装置が働いたんでしょう。安全装置が働くというのは、やっぱり故障なのかな。

PM-980Cを購入したのは、昨年2003年9月29日。新ラインナップ(PM-Gシリーズ)が発売される前の「値下げ時期」でした。
当然ながら保証期間内なので、無償で修理を受けられるはずです。
早速松本のエプソン修理センターに電話をして、コトの次第をお話ししました。
担当の方にもその原因はよくわからないらしく、とにかくプリンタを送ってほしいというコトなので、その日のうちに修理に出しました。

そして修理に出した三日後、あっという間に治って来ましたよ。

修理報告書によると、

「診断内容:吸収材廃液カウンタ値が限界になっていました」
「処置内容:吸収材廃液カウンタ値をクリアし、部品交換、清掃、注油、各部調整、機能検査、動作チェックを致しました」

と、記されていました。
吸収材自体も交換してくれたみたいです。
問題の吸収材は、これです。




写真はPM-G700のモノですが、インクヘッドが常に格納されている下部に、吸収材があります。

吸収材とは、全面フチなし印刷をした時やヘッドクリーニングをした時、そして機種によっては電源オフ時などに、はみ出したインク(つまり廃液)を吸収して、ヘッドが汚れないように保ってくれる場所です。
その吸収材が限界になり、安全装置が働いたというのが、今回の原因でした。

修理が終わったあと、知り合いのエプソン販売の人とたまたまお会いする機会があったので、今回のコトについて、お話ししました。
すると、ぼくの話が終わる間もなく、

「普通に使っている程度だと、こんなコトにはならないんですけどねぇ〜。
かなりの数を全面フチなしで印刷したんじゃないでしょうか」

はい、その通りです。
数え切れないほどたくさんのハガキを、全面フチなしで印刷しました。

「それも保証期間内に廃液カウンタが限界になるなんて、ハンパじゃないですよ」

すみません。(←ついついあやまってしまう気の弱さ)
でもこの吸収材、インクカートリッジのように自分でも交換できたらいいのにね。

「大判プリンタのようなプロ仕様の製品には、ユーザ自身の手で交換できるタイプがあるんですよ。ちゃんと部品として用意されています。
でも、コンシューマ向けのプリンタの場合、そこまで使うコトって、あまりないですから。
それにしても保証期間内に廃液カウンタが限界になるなんて、ハンパじゃないですよ」

すみません。(←ついつい何度もあやまってしまう気の弱さ)

でも、保証期間内でよかったですよ。もしも保証が切れていたら、「酷使した方が悪い」というコトで、すべて実費になっちゃうんでしょうからね。
その場合、一体いくらくらいになるんでしょうか。
考えるのはやめときましょう。結果よければすべてよし、それがこの世界の常識ですから………、特にぼくの場合はね。






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